羽毛の粗末な日々

都内で倹しく生息する在宅勤務のアラフィフおかんです。

がん保険はやっぱり不要?

経済評論家の山崎元さん、元旦に亡くなられていたのを今週知りました。月初は大震災や航空機事故などので世間は慌しかったので先週には報じられていたのでしょうけど、気が付かなかった!

投資家、経済評論家としての山崎さんの書籍や公演、メディアでのご活躍は挙げればキリがないですが、最近ではつい先月、ホリエモンとの対談で「がんになって改めて、がん保険は不要だと思った。」と仰っていたのが凄く印象的でした。

 

ご自身が食道がんになり、実際に治療、入院を経験してもなお、やっぱり不要だと仰っていたのは本当に説得力がありました。

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最近は医療保険入院保険がん保険は不要、というウェーブは確実に大きくなってはきているものの、やっぱり万が一のときを考えるとなかなか解約には至らなかったりします。

 

ただ、高額医療費負担制度をよく理解していれば、ある程度の貯蓄があれば、かけてきた月々の保険料よりも、実際に支払う金額のほうが少なくなる可能性の方が高い、というのはわかってきます。これは我が家の実父のがん治療でよくよくわかりました。

 

入院時のベッド代の差額(個室や少人数部屋を希望した場合)と一食400円強の食事代が自腹になるくらい。あとはこの制度でほぼ払い戻される。

 

先進医療を絶対に受けたい!と言った場合は別ですが、標準治療で、個室じゃなくても良い、のであればわざわざ保険を適用する必要もないわけです。

 

と、保険不要論のかいつまみ的な話を書いてしまいましたが、私自身も高いがん保険は解約して、最低限の入院保障の保険に切り替えました。もしかするとそれも不要かも。

 

自分の年齢を考えるとちょっと怖いのですが、怖い正体は実際にがんになって入院、治療を受ける際の明確なシュミレーションが立てられないからだろうな、と思います。不明瞭なので、保険適用時と金額に差はなくとも、保険に入っている方が治療の選択肢が多くてよいのではないのだろうか、と思ってしまうからなのです。

でも、私は多分、絶対に最も推奨される「標準治療」を選ぶでしょう。そして別に大部屋での入院でも苦にならない(あまり周りは気にしない)タイプ。隔離が必要な状況であれば仕方がありませんが、それはそれで保険料を代わりに貯めておけば良いだけの話ですよね。差額代と食事代の積立のほうが保険料よりも安い。

 

ということで、別に声を大にして「がん保険は不要」と訴えたりするつもりはないのですが、山崎さんの訃報を受け、改めて感じ入った次第のお話でした。

 

ただ、一番大事なのは入院保険がん保険、高額医療保険制度ではなく、半年に一度の「健康診断」だということを切実に感じます。私も内視鏡検査頑張ろう。

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