羽毛の粗末な日々

都内で倹しく生息する在宅勤務のアラフィフおかんです。

読書と脚本家と

昨日、予約していた書籍を受け取りに図書館に行きました。

返却の棚に陳列されていた湊かなえさんの「落日」をついでに借りて、読み出したら止まらなくなり、全部読み終わったら二時を過ぎていました。

落日 | 湊かなえ |本 | 通販 | Amazon

というわけで寝不足です。

おはようございます。

 

因みに予約していたのは「タイタンの妖女」。実に予約1ヶ月半待ちでした・・・。

「落日」の方は昨年ドラマ化されているので何となく想像出来た内容だったのですが、中学受験、公立中学、毒親や、また、今週タイムリーに話題になっている”脚本家”がメインの内容だったりと、それを手にしてしまったのは偶然ではないのかもしれませんね。

 

昨日は仕事が忙しく、というより、ちょっとしたトラブルで時間が押してしまい、オンライン学習のほうが止まってしまったので今日ははその分取り戻さなくては、なのですが、タイタンの妖女も読んでしまいたい。

 

この小説はSFの名作として名高いけれど、Amazonの書評を見ると「何が言いたいのかさっぱりわからない」という感想が多いです。受け取り手(読む側)によるのかもしれませんが、途切れ途切れに読み進めるから借りる期間が長くなってしまうのかもしれませんね。

 

先日、ドラマの脚本を巡ってのテレビ局側との軋轢の末、命を絶たれた漫画家さんのニュースを目にしました。本当に痛ましい事件です。作品は存じ上げませんが、原作者の漫画家さんのご冥福を心よりお悔やみ申し上げます。

 

脚本家の方の映像作品はいくつか観たことがあります。SNSやネットでは脚本家の方のSNSへの脚本変更に関しての率直な気持ちの表現についての非難の声が溢れています。原作者の漫画家さんの訃報を受けてすぐにSNSの投稿を非公開にしたことでまた非難を浴びています。

確かに、万人が見るSNSで番組の宣伝のハッシュタグと共に、ご自身にとって不本意だった思いを綴ってしまったのは(これが本当にプライベートな場での発言なら全く問題ないのですが)配慮が足りなかった、というよりは、社会人としてのネットリテラシーが不足していたんだな、と思います。この手の業界の方々、特にフリーランスの方の仕事を絡めた投稿へはリーガルチェックは入らないので教育が必要なのでしょうけれど、ご自身の物書きというプライドも相まってそういった感覚が鈍っていたのでしょうか。

決して脚本家の方を擁護するわけではないのですが、SNSでの攻撃から逃げたのは個人的には正解だったと思います。

まずはそこから距離を置いて自身を守ること。もし冷静に振り返れる時期が来たら、それからご自身の考えや、そこに至った経緯を包み隠さず話せば良いと思います。脚色なしに。

あくまで個人的な意見です。

 

今回の件で原作がある作品のドラマ化は原作に忠実にがムーブですが、正直エンタメの世界には疎いので正解はわかりません。確かに好きな作品が映像化の際に改変されたことによる違和感や残念な気持ちは理解できますが、それによってより素晴らしい作品に仕上がったものを観ることも多々ありますので。