羽毛の粗末な日々

都内で倹しく生息する在宅勤務のアラフィフおかんです。

癌になったらを考える(読書)

本日は三十年使用した鍋を捨てました。もうあんなに大きな鍋は使用しない。

 

医師が本音で探したがん治療(読書)

読んでいる途中から、「最終的に宗教?スピリチュアル団体?への勧誘書だったらどうしよう」と一抹の不安を抱きながら(別に不安になる必要はないのですが)、読み進めました。

最先端の治療法とは異なり、現代医療では解明できない方法で癌を治す療法について、著名な物理学者の先生が仮説を立てて解明しようとしている書です。

完全調和な素粒子の泡が崩れると人間は病気になるらしく、魂の雛形が整っていれば抗がん剤放射線では除去できない癌の素粒子を追い出すことが可能なので、その完全調和を整わせる治療が必要という観点です。

アカシックレコードへのアクセスなど、治療する側からの観点で書かれており、なるほど医師や学者でも、いわゆる目に見えない不思議な力についてはそのように考え、治療に活かそうとしているのだな、と勉強になりました。

ただ、自分は治療される側。癌になったときに本書の例にあるように、偏った最先端医療や食事療法などには頼らず、自身の生命力に添い、食べたい物を食べ、「標準治療」を選択して病気と戦える自分でありたいなと思いました。

 

病気に備えるのは

私は父を肺癌で亡くしています。癌になった途端に剛毅な父は一気に弱気になり、投資していたお金をほぼ最先端医療に注ぎ込み、大学病院のモルモットのように新薬の投薬、治療を続け失敗し、結局は緩和ケア病棟で息を引き取りました。

医師側から見ると最先端治療なのだからこの場合「失敗」ではなく「効果がなかった」「治療タイミング、投薬タイミングが若干違った」となるのですが、身内からしたら失敗以外のなにものでもないのです。(決して最先端医療を否定しているわけではありません。あくまで身内が感じた感想です。)

命には限りがあり、私自身、近い将来癌や命に関わる病気に疾患するリスクは低くはありません。余命を宣告されれば冷静さを失うでしょう。

健康維持に留意し、検査は怠らない。子供が成人するまでの資金は確保する。これに尽きるのですが、病気には必ずなることを前提に、なった際の自身への語りかけと「心の備え」をいつも意識していたいなと考えています。

朝のコーヒー

 

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