羽毛の粗末な日々

都内で倹しく生息する在宅勤務のアラフィフおかんです。

脱・下流、自分はどうなりたいのか。

脱・下流老人

下流老人」が面白かった(と表現するのは適切ではないかもしれませんが、でも勉強になった、参考になった、とも違う)ので、図書館で予約、次の日には最寄りの図書館に届きました。図書館便利。

下流老人のほうは、経済衰退、年金額が減った高齢者の貧困や、生活保護受給への偏見にフォーカスされた内容でしたが、本書はその予備軍のロスジェネ世代、また、これから貧困に陥りそうな(我が夫婦も可能性大)高齢一歩手前の世代への貧困予防の提言となる内容です。

「そうなるつもりはなかった、考えてもいなかった」「想定外(思いがけず)」で貧困に陥る老後の貧困。

現在の貧困に陥る老人世代は、突き詰めると「知識が不足していた」結果ということにはなるのですが、時代背景もあって、金融知識や生涯設計などとは無縁の人生を送ってきた世代なので仕方がないと思います。

予備軍である我々が、若い人のように老後に向けて長い年月をかけて投資積立できるわけもなく、でも貧困に陥らないためにはどのように備えるべきか。

読みながら深く考えさせられた内容でした。

「健康」「貯蓄」そしてやはり「機嫌良く、足るを知る生活」が一番重要なのかな、と思った次第。その思いは次の書籍を立て続けに読んでさらに強くなりました。

多良さんは本当の意味で豊かな老後をお過ごしだと思います。

団地、いいですよね。本当にお金がかからない。(私も持ち家よりは団地が好みです。)

金銭面だけではなくて、その年齢の自分が何を欲し、どのような状態で何が快適なのか、よく自分自身に耳を傾けて過ごされていらっしゃると思います。とても理想的。

あくまで個人的な見解なのですが、「貧困だ」と嘆いていらっしゃる方々は往々にして、私から見ると随分と不要な支出が多いようにも思われます。(批判覚悟)

いくら地方在住とはいえ夫婦それぞれで車二台持ち、とか、格安じゃない携帯電話や不要な保険に加入しているとか、また、うつ病や引きこもりで40を過ぎたお子さんの社会保険料や生活費を工面しているとか。そりゃ年金と貯蓄だけでは一気に赤字になると思います。

「そんなのはお前が同じ立場になってみないとわからんだろう!」とお叱りを受けるかもしれませんが、それでもやっぱり車はせめて一台にするし、不要なもの、身の桁にあわないものはさっさと解約するし、40を過ぎたお子さんは行政へ相談して通院しつつも何とか自分自身で生きていけるように働きかけると思います。もう親がどうこうできる年齢でも状態でもないと思うので。(我々もそうなる可能性があるわけですが、そうなったら迷わず行政に頼ります。養うのは無理ですから。というより生きていないかも。)

 

老後、自分はどうなりたいのか。逆算してそうなるには今何を準備するべきなのか。

書籍から学ばせていただくことは沢山ありますね。

別にお金持ちになりたいわけではなく、子供や周りに迷惑かけることなく、倹しく健やかに老後を過ごしたい。そのハードルの何と高いことよ。

 

昨夜は150円で購入したカニカマのパスタを作成🦀

 

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